2016年11月29日

ソーラー税理士に聞いた。低圧 太陽光発電の買い時と注意点

ソーラー税理士

買い時はズバリ、今でしょ(笑)。

こんな冗談もありましたね。しかし、「今」というのは冗談ではありません。節税目的の方は急いでください。なぜなら、2017年3月末に「生産性向上設備投資促進税制」が終了するからです。申請・取得までに時間がかかる上、今後の駆け込み組と年末年始などを考慮すれば猶予はなく、ソーラー税理士の立場で言えば、1月中には申請書を提出しなければ安心はできません。


税理士法人ASC/株式会社エーエスシー
税理士 鵜之沢 巧

節税対策の提案材料として太陽光発電システムを扱っていたが、その高い投資利回りに注目し、2013年から自身も太陽光オーナーに。現在は個人として7機、ASCグループとして5機を保有。ソーラー税理士として実体験を踏まえながら、減価償却や消費税還付等の太陽光発電投資を有利に進めるためのアドバイスを行っている。

ソーラー税理士の発電応援サイト

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生産性向上設備投資促進税制で、50%の特別償却ができる

 − そもそもですが、生産性向上設備投資促進税制って何ですか?

国内産業の競争力強化のために経済産業省が設けた時限的な税制です。

平たく言ってしまうと、個人や企業の方々に「このタイミングで設備投資をしてください!優遇しますよ」と呼びかけているんです。そして、太陽光発電システムの導入も、制度の適用範囲。(A)先端設備、(B)生産ラインやオペレーションの改善に資する設備、大きく2種類あるうち(B)として申請が可能で、具体的には50%の特別償却が行えます。

 − 50%の特別償却には、どんなメリットがあるんですか?

一般的に時間経過によって価値が減っていく資産を減価償却資産といいます。例えば、自動車や応接セット、身近なところではパソコンなど。これらは購入時に、全額経費にできません。法定耐用年数が決まっていて、パソコンなら4年。資産を使用できる期間に分割して経費を計上するルールがあります。

しかし、生産性向上設備投資促進税制を活用すれば、取得価額の50%を減価償却でき、設備投資をした期の税負担が軽減。圧倒的にキャッシュフローが良くなります。

 

ソーラー税理士

 − 生産性向上設備投資促進税制の申請は、税理士さんへの依頼が必須でしょうか?

必要です。正確には、公認会計士または税理士ですね。

主には、投資目的に必要不可欠な設備であることの確認と、投資の効果としてのリターンの算出方法の確認を行います。そして申請書・事前確認書を作成し、経済産業局へ提出。無事に申請が通れば、確認書が発行されると言う流れです。

 − 申請が通らないことも?

当然あるでしょう。申請にはいくつかの条件がありますから、それらを満たす必要があります。ただ、私たちは今日までに太陽光発電システムを1100区画ほどお手伝いしていますが、生産性向上設備投資促進税制の申請が通らなかった事はありません。

 − では、これからも低圧の太陽光発電システムなら申請は通りますね?

通る確率は十分ですが、冒頭にもお伝えした通り、今後は時間との勝負です。

書類を経済産業局へ提出してから、今でさえ約1ヵ月間かかります。制度終了が近づく年明けは今以上に申請数が増えると容易に想像できますから、通常通りのスケジュール感では進まないでしょう。当然、書類作成にも時間が必要ですから、早めに取り掛からないと間に合わない可能性がありますので、注意してください。

ソーラー税理士

低圧の太陽光発電システムなら、個人投資家の方が多い

 − ところで、ソーラー税理士さんの顧客って、どんな方なのでしょうか?

個人と法人で言えば、6:4くらいで個人投資家の方が多いと思います。ただ、法人顧客はお手伝いする区画数が多いため、区画計算では法人顧客の方が多いですね。

 − 個人投資家って、要するに超お金持ちですか?

中小企業の社長様や役員、外資系商社に勤めている方々が中心です。いわゆる投資に対する感度が高い人達。しかし、超富裕層の方ばかりではありません。

低圧 太陽光発電システムは購入に2000万円ほど必要ですが、日本政策金融公庫や地方銀行などから融資を引き出すために、年収700万円程の個人顧客をお手伝いするケースも多くあります。

 − 年収500万円では、低圧 太陽光発電を持つのは難しい?

そんなことはありません。信販会社を通すことで、年収500万円程度の方でも太陽光発電システムを手に入れることは十分に可能だと思います。太陽光投資に興味のある方は、販売会社さんに相談してみるのがいいでしょう。

ソーラー税理士からの警報。太陽光投資の詐欺に気をつけて!

− 最後に、太陽光投資のHOTな話題を一つ教えてください

生産性向上設備投資促進税制が終了間近ということ以外では、詐欺やトラブルの増加ですね。

先日耳にしたのは、契約をして8割ほどの着手金を入れたのに、いっこうに建設が進まず、最終的には弁護士を入れて裁判沙汰にまで発展したというお話。耳障りの良いことばかり言ってくる業者には、くれぐれもご注意ください。

まずは、信頼できる業者と出会うことが大事。契約までは多少パワーが必要ですが、太陽光発電はメンテナンスが比較的ラクですから、投資先としてオススメですよ。

− ソーラー税理士 鵜之沢さん、貴重なお話をありがとうございました!

運営会社 : 株式会社 イデアスタイル